前回は沢山の方にウォッチリストへ登録して頂きながら、落札に至りませんでした。
思い切って価格を修正しました、諸費用もリサイクル費用と自動車税だけですので、この機会に是非ご検討ください。

トヨタが世界に誇る水素燃料電池車、MIRAIです。
2020年11月に車を手に入れ、以来大切に乗ってきました。
私自身が自動車販売業者ですので、個人出品と書くのは憚られるように思います。
ですが私名義で購入し、トヨタで保証継承を受け、公私ともに使用してきた車です。
そういった感覚で今回はご覧いただければと思います。

入手経路
購入(仕入れ)はオートオークション、そもそもはお客様からご用命のあったプリウスを探していたところから始まります。
その頃の私はMIRAIという車にさして興味もなく、というよりも存在は知っていたものの良く知りませんでした。
あるとき、プリウスを探して車両置き場をさまよっていた際に、偶々に出逢ったのがMIRAIという車です。
「あ、プリウ・・・す？」こんな感じでした、なんだろこれ？トヨタのエンブレムがついている、リアハッチは無い。
ドアを開け、中を見てみるとシートは合成皮革で後席はアームレストで仕切られた完全な2人掛け、なんて贅沢な車。
4席ともにシートヒーター付きでステアリングにまでヒーターがついている、冬のお出かけは嬉しいよな～
内装も外装も自分好みで安全装備もぬかりない、でも水素ってどこで入れられるの、ここはちゃんと調べないと買えないな。
それから色々自分なりに検討した結論が、自分はMIRAIを買っても大丈夫。それからは自分好みのカラーを探すこと数週間。
そうなんです、そもそもが生産台数の少ない車で如何にオートオークションと言えども本当に出品台数が少ない。
そこから修復歴の無いホワイトパールクリスタルシャイン、内外装のきれいな個体を探し、そして巡り合ったのがこの車です。
評価点4.5B/Bはいくらかの小傷程度はあるものの、ほとんど手を入れずに展示できるレベルで実際に現車も納得のいくものです。
入庫後にAISでも検査をしてもらったところ、同じく4.5B/Bの評価がつきました。当然事故修復や走行メーターの改ざんはありません。
後席3面に業者貼りと思われるウィンドウフィルムが貼られ、標準ガラスだからフィルム貼らなきゃと思っていたこともクリア！
走行50,564㎞は4年の割に少し多いかなと思いましたが、自分はあまり距離を乗らないし、それだけ前オーナーさんのお役に立ったってことだよね。
こうして自分自身が気に入ったMIRAIを手に入れ、マイカーとして乗る事が決まりました。

購入後
新車の登録からちょうど4年を過ぎたころでしたので、近くのトヨタディーラーにまずは法定点検に入庫しました。
何の不具合もなく車両点検と水素タンクの検査の上、保証の継承も無事に済ませMIRAIでもこんなもんなんだなと感じたのを覚えています。
そうそう、トヨタディーラーに点検予約を入れた際、水素タンクの検査のために水素を満充填してからきてくださいと言われました。
点検が終わりディーラーから持ち帰ってからDENSOのエアクリーンフィルター、ワイパーゴムを交換。
本当に唯一、走っていて気に入らなかったことが一点、とても静かなMIRAIだけにロードノイズが凄く気になる…。
ブリヂストンのPlayz、ヒビは無く溝もあるし悪いタイヤじゃないんだろうけど静かな車には向かないのかもね。
なのでここはやっぱり、同じブリヂストンでもこだわりのレグノGR-XⅡに4本交換してすっかり改善しました。
それからはたまに空気圧のチェックをするくらい、エンジン車じゃないからオイル交換も無く本当に何もすることが無いのです。
普通に乗っていると車検から車検の間、走行距離にもよるでしょうがあまりコストがかからないのではと思います。
令和3年10月7日 走行距離51,362㎞ 所有して最初の車検のため前述のトヨタディーラーに入庫しました。
11カ月ほど所有して僅か798㎞とは少ないです、本当に少ないですね、コロナウイルスのせいで遠出できませんでした。
加えて私の仕事、お客様のお車や代車に乗る機会が多く、ほとんどが車両での移動にもかかわらずあまり自分の車には乗れません。
こだわってレグノを奮発したにも拘わらず！ 妻の嘲笑が目に浮かびます・・・。
そんなことはさておき、車検のオプションメニューはブレーキフルードの交換ぐらいでしたが、今回もタンクの検査を実施しました。
この時のブレーキパッドの残量は4輪ALL9.0㎜、タイヤの溝の深さ4輪ALL7.0㎜（本当に測ったのかって思うくらい一緒ですがディーラーの記録簿です）
確かにタイヤ交換後もあまり走ってないのでこんなもんなんでしょうね。記録簿と容器再検査記録票を差し上げます。
そして現在の走行距離は54,471㎞、若干コロナもおさまり伊勢神宮や伊良湖に遊びに行ったおかげで車検後1年半で3,109㎞走りました。
現在も良い 電装類にも不具合なく空調もよく効きますし窓の上げ下げ、ドアの施錠開錠やナビの操作など、気持ちよくお使いいただける
その他
よく聞かれるのが燃料コスト、水素の充填に行くとだいたい入るのが4.0くらい、金額にしてくらいのことが多いです。
これはどんな車でも同じと思いますが、街乗りが多いか高速が多いかなど運転の仕方によって燃費は大きく異なります。
ですがガソリンや軽油と違い、燃料単価の変動が無いのは助かります。支払いはどこもクレジットカード払いだと思います。
とても良い車なのに新車価格7,の環境にやさしい高級車が、これだけこなれた価格になっているのはインフラの整備状況によるものです。
逆に考えれば水素ステーションがあちこちに建設され充実すると、こんな価格では買えなくなりますので水素の燃料電池車を経験するいい機会ではないでしょうか。
お近くに水素ステーションがあり、セダン好きで収まる車庫がある方、MIRAIは買いです。
車検時の費用もタンクの検査費用が別にかかるくらいで大差ないばかりか、エンジンオイルの交換を怠けてエンジン壊す心配もありません。
車検時の重量税は、同じ重さの通常のガソリン車だとですし、自動車税は1000㏄のパッソと同じです。